こんにちは、トシです。
最近は、もっと石にのめり込む時間がほしいと思っている今日この頃です(笑)
今回は拾ってきた天然石でペンダントを作りました。
この石は3日間の瑪瑙探しの中で、最終日の朝に長女が見つけたお気に入り。
そして、僕にとって石を使った初めての作品ということもあり、ドキドキが2倍!
娘の喜ぶ顔を想像しながら黙々と作業、思い出が詰まった一生忘れられないペンダントができました。
▼瑪瑙探しの記事はコチラから読めます。
緑色の天然石
この石は、瑪瑙が採れることで有名なオーストラリアの Agate creek という場所で見つけました。
たくさんの石が転がる川底で、ポツンと一部分だけ見えていたんですよね。
あと30分くらいしたらテントを片付け始めようとした時に、娘が「緑のあった~」と叫びました。
その時の娘の笑顔が忘れられない。。。そんな思い出が詰まった石です。
外観からして瑪瑙ではないと予想してましたが、カットしてみると結晶化された石英を取り囲むようにグリーンカルセドニー(たぶん)で覆われている天然石でした。
緑の細いラインが良い味出してると思いませんか?
ライトで照らすとライム色に輝きます。
この天然石の半分は表面をきれいに磨いてコレクションとして取って置き、残りの半分をペンダントにして思い出を形として残すことにしました。
ペンダントトップ作り
この天然石を使ってペンダントトップを作るまでの流れを簡単に説明します。
あまり厚くカットすると、狙いの厚みまで薄くするのが大変なので、ギリギリを攻めます。
逆に薄すぎるとカットする時に割れる可能性もあるのが難しいところ。
結晶部分への穴あけは少し難しいです。
割れやすいし脆いので、慎重に少しずつドリルを進めていきます。
使ったドリルは直径1.2㎜のダイヤモンドドリルで、穴は直径1.5㎜ほどになります。
本当は上部の細くなっている部分を残すつもりで穴あけをしたんですが、失敗して欠けてしまいました。
初めての穴あけだったので、ちょっと急いで力が入ってしまったかも(泣)
2回目の穴あけは成功したけど、左に少しずれてしまいました(笑)
石英の結晶は磨くのも大変。
磨いてると細かい結晶が欠けて剥がれ、そこが穴になってしまうことも。
また、欠けた結晶によってせっかく磨いた表面に傷がついてしまうことがあります。
そうなると、それを直すために最初から磨くので、石はどんどん小さくなってしまうことに。
欲張って磨きすぎた場合も欠けのリスクがあるので、止め時が本当に難しいのが石磨きです。
光を通すと結晶化部分が透けて想像以上に良い感じ。
全体を磨いてしまうと面白くないので、磨いたのは切断面だけ。
外側部分はわざと原石の状態を残して、カッコよく仕上げました。
ネックレスチェーンの取付け
磨き終わったペンダントトップにベイルという部品を取り付けます。
ベイルとは、ペンダントトップとネックレスチェーンを繋ぐ部品のこと。
穴に直接チェーンを付けると摩擦で石をこすってしまうこと、大きい穴をあける難しさやリスクも考えて、今回はベイルを取り付けました。
こんな感じになりました。
今回は娘のリクエストでネックレスチェーンを取り付けることになりました。
麻ひもや、レザーのひもなどを使う場合は、穴に直接ひもを通しても大丈夫だと思います。
チェーンを取り付けたら完成!
自分で言うのもおかしいけど、めっちゃ良いのができた!
拾った天然石でペンダントを作ったらとても喜んでくれた
完成したペンダントを渡したら、娘はとても喜んでくれました。
買い物に行く時とか着けてくれるので、がんばって作って良かったです。
大きくなってオシャレな服とか着だしたらもっと似合いそうだ(笑)
お店に行けば素敵なペンダントは買えるんだけど、それじゃ面白くないと僕は思うんですよね。
でも、自分で見つけた天然石で作ったペンダントは違う。
買ったモノには付いてくることの無い価値があると、自分で作ってみて気づくことができました。
石探しで苦労した体験
見つけた時に体の奥底から湧き上がってきた喜び、ドキドキ感
キャンプ場での楽しい思い出
ペンダントを作ってくれたダディのこと
たまに思い出して、いつまでも大切にしてもらいたい。
これからも拾ってきた天然石を使って、指輪やブレスレットなど作ろうと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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