カラフルな瑪瑙を拾いに聖地と呼ばれる場所へ行ってきた

こんにちはトシです。

みなさんは瑪瑙(メノウ)という石を知っていますか?

名前は聞いたことがあっても、パッと頭に思い浮かばないかもしれません。

最近では薄くスライスしたアゲートスライスも人気がありますよね。

赤、青、黄、緑、ピンク、白、黒などの多彩な色があり、縞模様が特徴的です。

そんな魅力的な瑪瑙が採れる場所がオーストラリアのクイーンズランド州にあるので、家族で拾いに行ってきました。

そして、たくさんの瑪瑙を見つけることができました!

今回の記事も楽しく読んでもらえたら嬉しいです。

目次

瑪瑙の魅力とは

石にはいろんな種類があるんですけど、その中でも瑪瑙の魅力ってなんでしょう?

僕は専門家ではないので詳しいことは分かりませんが、その独特な色や模様にとても惹かれています。

それぞれがまったく別の表情で、時には石英の結晶などを含むこともあります。

所属する石クラブ のコレクション

これらは芸術と呼んでもよいのではないでしょうか。

また、外観からはまったく想像のできない中身がワクワクさせてくれます。

トシ

僕はもう瑪瑙中毒です(笑)

瑪瑙採掘エリアまでの道のり

ケアンズから内陸へ550㎞、約7時間のドライブを経て Agate creek に行ってきました。

がんばれば1日で行けるけど、寄り道や休憩を考えるとやっぱり長い。

さすがにケアンズ周辺とは言いづらいと思いつつも、広大なオーストラリアからすればまだまだご近所さんです(笑)

内陸方面に行くと、「乾いた大地と青い空」という日本では見ることのできないオーストラリアの魅力を満喫できます。

その反面、町から町への道中は何もないので食料やガソリンの確保をしっかり考える必要があります。

(小さな町ではそれらの確保も難しいことも)

今回のキャンプ場は食料やガソリンが買える町から1時間半ほど離れているので、そこで最後の補給を済ませてから80kmのオフロードを走ります。

途中で川を何本も渡り、周りには岩と木が広がるだけの景色。

その中を土ぼこりを巻き上げて走るって、ワクワクしっぱなし。車は茶色くなるけど、それが楽しいんです。

がんばって走ったのでハート

自然の中のキャンプ場

キャンプ場にはオフィスが無く管理者もいないので、入り口の箱にお金を入れる自己申告制。

上流のダムから水を引いたトイレとシャワーだけ。飲み水なし、キッチンなし、電気もなし。

自然を好きなだけ満喫できます。

牛の💩があちこちに落ちてるし、夜もテントの近くで牛がブルルゥ♬と鳴きます

シャワーはドンキー式というやつで、薪を燃やしてお湯を沸かすゴエモン風呂みたいなタイプです。

夕方になると誰かが薪を燃やし始め、その後はシャワーを使う人が薪を少しずつ足していく。

次の人のことを考えた思いやりの精神あふれるキャンパーたちが僕は好きです。

採掘エリアへ突入

キャンプ場から少し走ると採掘エリア。

採掘エリア入り口の看板

ボロボロな入り口の看板は変えた方がいいんじゃない?

と思ったけど、この方がアドベンチャー感がでるかもしれないですね。(僕はこのボロボロが好き)

地図を頼りにエリア内を車で走り、瑪瑙を探します。

地図には瑪瑙が採れやすい場所が記されてるので、それを目指して行きます。

瑪瑙以外にも、クリスタルやサンダーエッグと呼ばれる石なども採れます。

メイン道路からはいくつも小道が枝分かれしていて、実際にはとても広いので迷子にならないように注意が必要です。

また、誰かが管理してるわけではないので、草がボーボーで大きな岩もゴロゴロしてます。

高低差がある場所も多いので運転には注意が必要、路面の状況を確認しながら慎重に走らないと車の下をやられてしまいます。

瑪瑙が足元にゴロゴロ転がる

気になる場所に車を置いたら、バケツを持って歩きながら瑪瑙を探します。

今回は雨期の終わったすぐ後に行ったので、深く掘らなくても乾いた川底の表面にゴロゴロ落ちてました。

苦労して見つけた感が減るけど、子供たちにはすぐ見つかる方が楽しめますね(笑)

もう少し遅い時期になると表面のものは拾われた後で、掘って探すのは大変らしいです。

探すのってなんでこんなに楽しいんでしょうか?

ただ黙々と探すのが楽しすぎる、そして見つけた時のすごい喜び。

集中して時間はあっという間に過ぎるし、先へ行けばもっとありそうで止め時が難しい。

こんな楽しい遊びに出会えてしまいました。

トシ

こんな楽しい遊びに出会えてしまいました~

しかし、あまり石探しに夢中になってしまうと、簡単に迷子になってしまいます。

なので、楽しい石拾いで迷子にならないために次のことが大事!

➀川の下流から上流に向かって石を探しながら歩いていく
②帰りは同じ川を下って来る(ショートカットしない)

常に自分や一緒に行った仲間の位置を確認しながら探しましょう。

家族の中でも僕が一番夢中になってどんどん先へ行ってしまうんですけどね(笑)

採ってきた瑪瑙をテントで選別

キャンプサイトに戻ったら、拾ってきた瑪瑙やその他の石を選別します。

石たちを眺めながら「カットしたら中身どんなかな?」「磨いたらどんな表情になるんだろう」などと思いを巡らせワクワクしました。

子供たちも自分たちで拾ったお気に入りをペットボトルに詰めて楽しそうでした。

ハート模様の瑪瑙も見つけました(ピント合ってないけど)

今回は3日間の滞在でこれだけ拾いました。大漁!大漁!

ほとんど掘らずにこんなに拾えたのでラッキーでした。

土や泥で汚れてるので、家に帰った後に洗ってキレイにします。

瑪瑙以外にもクリスタルや、カルセドニー(玉髄)、ジャスパー(碧玉)もありそうです。

拾った瑪瑙を洗ってカットしてみた

キャンプから帰ってきた後は毎朝早起きして歯ブラシで一つ一つ石たちをゴシゴシ洗いました。

全部洗うのに一週間程かかったけど、瑪瑙やクリスタルの表情を見ながら過ごす時間は楽しかったです。

娘とブラシでゴシゴシする朝

カットした瑪瑙を少し紹介しますね。

瑪瑙の色がカッコよく映えるかなと思い、黒背景のボックスを自作して撮影しました。

中心にある小さな三角形が石英の水晶と思われ、その周りに縞模様が広がっています。
この瑪瑙は黄色がメインで、薄い層が細かく折り重なっています。
小さな三角形の晶洞があり、中には結晶が付いています。
これは瑪瑙ではないですが、クォーツ(石英)の周りが緑の層で囲まれている石。
層の部分はグリーンカルセドニー(緑の玉髄)かなと思います。
そして、後ろからライトを照らすと。。。ライム色に光りました!

外観の感じもそれぞれ違うので、次に拾いに行った時の参考になります。

基本的には溶岩っぽい感じなので、とりあえずそれっぽいのを拾っておけば良いかなと思います。

あとはカットして中を開けてからのお楽しみ!

まとめ:瑪瑙を拾いに行ったら大満足の結果になった

今回はたくさんの瑪瑙を見つけることができました。

そして、カラフルで独特の模様を持つ瑪瑙を実際に採ってみて、「やっぱり魅力的だ!」と実感しました。

そして、自分で苦労して拾いに行ってしまったらもうお終いです。

探してる時は夢中になれて楽しい、カットして中を見る瞬間はワクワク

トシ

それを磨いたら昇天してしまいます(笑)

石が趣味ってマイナー過ぎて、しかも暗いイメージがありそうですが、この魅力を多くの人に知ってほしいと思ってます。

僕は片足を沼に突っ込んだ状態ですが、この世界には全身ズブズブの先輩たちもたくさんいます。

今後もカットして磨いた瑪瑙や他の石たちを記事でアップするので、また読んでもらえると嬉しいです。

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この記事を書いた人

オーストラリアのケアンズ在住16年目
ファミリーキャンプを始めて10年目
夏は川遊び、冬は鉱物の採掘を子供たちと一緒に楽しんでいます。
毎日移動しながらのロードトリップでテント25連泊するほどキャンプ大好きです。
趣味は採ってきた鉱物をカットし磨くことです。
ケアンズで自分に合ったライフスタイルをし、無理せずストレス少なく暮らしています。

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