手作り指輪を大切な人へ。青のサファイアに思い出と愛をこめて

僕の夢の1つだった【大切な人に指輪を手作りする】が叶いました。

この記事では自分で探したサファイアの原石を指輪にするまでの物語、制作中の想いを書きました。

ワクワクしながら読んでもらえるとうれしいです。

お店で買う指輪も美しいけれど、結果として自分で作った指輪にはたくさんの思い出が詰まりました。

そして世界に一つだけの特別なモノになり、それは何にも代えがたいです。

構想から完成まで1年半かかった挑戦でしたが、17回目の結婚記念日に手作りの指輪を渡すことができました。

サファイア探しから指輪作りまでの体験記です!

目次

指輪を作ることになったきっかけ

もともと宝石や指輪のようなジュエリーには興味が無く、なんで高いお金を払って買う人がいるのか不思議でした。

そんな僕も結婚指輪を買ったわけですが、昔から人と違ったことが好きな性格。

少しでもオリジナリティを出そうと、県外の工房へ奥さんと一緒に指輪を作りに行きました。

お金を出して買って終わりではなく、ずっと愛着が持てる特別なモノを自分たちで作りたかったんです。

実際に工房に行ってやったことは、指輪の形をしたワックス(ロウ)を好きな模様や形に少し削る程度。

その後は取り付ける小さな宝石を選び、残りは工房で仕上げてくれるという流れでした。

普通に考えたら素人ができるのはこの程度です。

しかし当時の僕は、満足感や達成感を思ったほど感じられなく少しモヤモヤした気持ちだったのを覚えています。

その1年後、オーストリアに移住し15年以上した後に、まさか自分で指輪を作る機会が訪れるとは夢にも思っていませんでした。

指輪に使ったサファイアの原石

手作り指輪を作ることを常に意識していたわけでもなく、それに向けて準備を進めていたわけでもありません。

ただ、ある日の何気ない事がきっかけになり、急ピッチで点と点が繋がっていきました。

  1. 週末に開かれるマーケットで売っている磨かれた石に子供たちが興味を持つ。
  2. 知り合いから宝石(トパーズ)が採れる場所があるとの情報を得る。
  3. 子供たちが喜ぶならとトパーズ探しに行くことになり見事な強運でゲット!
  4. 石クラブというコミュニティがあり、そこでシルバーアクセサリーや石の研磨を学べることを知る。

そして昔の記憶を思い出し、【自分で採った宝石から大切な人に指輪を作る】という㊙プロジェクトが始まったのです。

実際には石クラブに入会して各コースを修了し、サファイアを採りに行き、約1年半かけて指輪が完成しました。

▼サファイアを探しに行った記事はコチラから読めます。

手作り指輪に込めた想い

大地からの恵みサファイアを磨き上げ、世界に一つしかない指輪にする。

その指輪の制作中は、出会ってから20年近くになる奥さんとの思い出が頭の中を巡っていました。

結婚した1年後には、僕の夢であった【海外で暮らす】を叶えるために一緒にオーストラリアに渡りました。

2人でオーストラリアを一周する旅をし、北米や南米をバックパッカーし、いろんな場所を冒険してきました。

3人の子供たちにも恵まれ、今日まで11年間大変な子育てをがんばってる奥さん。

そんな彼女への感謝の気持ちを抱きながら、完成した指輪を受け取った時の喜ぶ顔を想像しながら、想いを込めて作りました。

そして長い年月が経って巡ってきたこの奇跡的なシチュエーションは、これまでの感謝を伝えるために用意されたのではと思えるほどでした。

指輪作りが始まると、ただのプレゼント作りではないこと、自分自身を見つめ直し大切な人との絆を深める時間になることに気付いたんです。

シルバーの指輪作り

指輪を一から作る方法はいろいろありますが、今回はシルバーの鋳造で作りました。

鋳造とは
型の中に溶かしたシルバーを流し込み、固まると指輪が型通りにできあがる方法です。
シルバーのワイヤーを曲げたり叩いたりして作るのとは違い、リングの部分と石を取り付ける台座が一体になって出来上がります。

大まかな流れは

  1. 指輪の形をしたワックスや樹脂を石膏で固めてから窯で焼く。
  2. ワックスが溶け出して、石膏の中に指輪の形をした空洞が残る。
  3. そこに溶かしたシルバーを流し込むことで、型と同じ指輪ができあがる。

鋳造した後は真っ黒ですが、磨くにつれてきれいなシルバーの輝きを取り戻します。

今回は写真の真ん中の指輪を使い、穴の部分に磨いたサファイアを取り付けました。

原石から宝石を磨く喜びと挑戦

数ミリしかないこのサファイアの原石を、取り付けサイズの2.5ミリまで削ります。

指輪の取り付け部分の形状や大きさをふまえた上で、ドーム状に磨くことにしました。

研磨機に取り付けた原石

苦労して採ったサファイアを削るのはもったいないかも。。。

という気持ちが少しはありましたが、奥さんが喜んで身に付けてる姿を想像したら気持ちも高まってきました。

この大きさを磨くのは初めてだったので僕にとっては挑戦でした。

・力の入れ加減がとても難しい、ちょっとの衝撃で石が外れやすい(実際に2回外れた)

・きれいなドーム状にするのが難しい

途中でサファイアが外れてもやり直し、「この小ささは自分には無理なのか?」と気持ちがダウンする時もありました。

それでも続けられたのは、出来上がった後のハッピーエンドをどうしても叶えたかったからだと思います。

磨きを進めると青く透き通る

忘れられない完成の瞬間

サファイアを磨き終わった瞬間、ここまでたどり着いけたことへの達成感や満足感で胸がいっぱいでした。

自分の人生でこんな経験をするとは思っていなかったので、信じられなかったです。

この青く透き通る小さなサファイアには

  • 家族5人でサファイアを見つけた時の思い出
  • 宝石磨きとシルバーアクセサリーを学んだ一年間
  • これまでの奥さんへの感謝の気持ち

いろんな事がこの青色以上に濃く凝縮されることになりました。

磨き終わった指輪の穴にスッポリとサファイアが入った瞬間、【自分で採った宝石から大切な人に指輪を作る】という㊙プロジェクトが終わりました。

そして、たくさんのアドバイスをしてくれた宝石磨きの師匠にも感謝を伝え、一緒に喜びました。

何度も太陽の下で眺めてしまう。

濃い青色が光に当てると透き通ってとてもきれいです。

指輪は17回目の結婚記念日に奥さんにプレゼントしました。

子供たちが「すごーい」と目を丸くした顔、奥さんの「ありがとう」と喜んだ姿を見て、心からがんばって良かったと思いました。

この指輪を見るたびに奥さんへの感謝の気持ち、家族でサファイアを見つけたことを思い出し、懐かしんで話を楽しむことができそうです。

自分で作るからこそ生まれる感動や価値

今回指輪を作ってみてわかったこと。

それは、自分でやることの価値やそこに生まれる感動を味わえたことです。

もちろんすべてを自分でやるのは大変だし、お店で買った方が完成度は高く値段的な価値もあります。

それでも僕が自分で作ることに挑戦したのは、それによって本当にプライスレスな価値が生まれると思ったからです。

そして、実際に生まれました。

もしこの記事を読んで少しでも自分でやってみたいと感じた人がいたら、どんなことでもいいです。

簡単でもいいので、自分の手で時間をかけて何かを作ってみてください。

普段使ったり身に付けるものだと、愛着を持って使い続けられると思います。

そこに上手いとか下手とかは関係なく、大事なのは自分で時間や労力を使って作ったということです。

目の前の作業に集中すると、普段とは違った思考になり、新しい発見があるかもしれません。

買うことでは感じられない満足感、達成感、充実感、幸福感を得られると思います。

僕は、ただのプレゼント作りが自分自身を見つめ直し、大切な人との絆を深めることに気づきました。

同じように自分で何かを作ることを楽しみ、何かしらの価値を感じる人が増えるといいなと思っています。

今度は母親にも何か作ってあげたいなと計画中です(^^♪

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この記事を書いた人

オーストラリアのケアンズ在住16年目
ファミリーキャンプを始めて10年目
夏は川遊び、冬は鉱物の採掘を子供たちと一緒に楽しんでいます。
毎日移動しながらのロードトリップでテント25連泊するほどキャンプ大好きです。
趣味は採ってきた鉱物をカットし磨くことです。
ケアンズで自分に合ったライフスタイルをし、無理せずストレス少なく暮らしています。

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